私のキルト時間

なかなかとれないキルト時間。貴重な時間を大切に使って素敵な作品を作っていきたいです。

【Baby Jane】Bennington Museumのサイト:Dear Janeキルトのページ紹介④

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引き続き、Bennington Museumのサイトより、所蔵品の詳細ページ紹介のつづきになります。
最後のセクションには、最近見つかった、Dear Janeキルトがベニントン郡の農業フェアに出展されたときの新聞記事について書かれています。

前回までの記事はこちらです。

【Baby Jane】Bennington Museumのサイト:Dear Janeキルトのページ紹介① - 私のキルト時間

【Baby Jane】Bennington Museumのサイト:Dear Janeキルトのページ紹介② - 私のキルト時間

☆ 【Baby Jane】Bennington Museumのサイト:Dear Janeキルトのページ紹介③ - 私のキルト時間

 

そして、オリジナルのサイトはこちらです。

bennington.pastperfectonline.com

Information 部分の紹介④

Bennington Banner というベニントンで発行されている日刊紙の記事の中に、Dear Janeキルトを取り上げた記事があるのが最近見つかったそうで、その記事に書かれていたことや、その記事からわかったことが Information の最後のセクションに書かれています。

その新聞記事では1863年のベニントン郡の農業フェア(Bennington County Agricultural Fair)が取り上げられていて、この農業フェアにキルトを出展していた女性についての記載があったそうです。その中の一人が Jane さん。出展作品は、もちろん例のキルトです。簡単なキルトの説明に加え、Janeさんについても書かれていました。

記事によると、どうやら Janeさんは病弱(invalid)で、長い間臥せっていた(bed-ridden)ようです。(注:bed-ridden=寝たきり・・ですが、本当に寝たきりだとキルトもできないでしょうから・・)

Janeさんのお宅は農家だったのですが、19世紀当時の農村では女性も家計に貢献するのが一般的だったそうです。
Janeさんも農家の妻だったのにもかかわらず、なぜこれほどまでの作品を作れたのか?
ベッドで過ごす時間が長かったということで、説明がつく・・・と書かれています。

また、前回の記事で、1877年には農場が破産した・・という記載があったと書きましたが、比較的経済的には余裕があったはずなのに最終的には破産してしまったのには、一つは Janeさんの病気も関係しているのではないかとも書かれています。

そして・・
この記事の周りの記事には、南北戦争関係の記事ばかりだったとか。
また、記者が「キルトの隅には「made in the war of 1863」と記されている」と記事を締めくくっていることから考えると(実際の刺繍は「In War Time 1863」なので、少し間違えて書かれている)、南北戦争がどれだけ国民の生活に深く影響を及ぼしていたかがうかがえる・・・とも書かれています。

さらに1週間後の10/8の紙面にこの農業フェアの賞金リストが掲載されたそうですが、その女性部門で、Janeさんのキルトは最優秀賞を受賞、2ドルの賞金(現在の40ドル相当)が授与されたとか。

ささやかな金額ながらも、このキルトが当時の人に認められたということはとても喜ばしいことだと、Information部分は締めくくられています。


 

所蔵品のページの紹介は以上となりますが、Dear Janeキルトについてわかったことについては、まだまだ他にもあります。
それについても、また少しずつアップしていきたいと思います。

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。