私のキルト時間

なかなかとれないキルト時間。貴重な時間を大切に使って素敵な作品を作っていきたいです。

【Baby Jane】Bennington Museumのサイト:Dear Janeキルトのページ紹介②

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今日から2月。早いですね。

年明けすぐに、Dear Janeキルトを所蔵しているBennington Museumのサイトから、所蔵品の詳細ページについて紹介しました。

quilt-life-miraido.hatenablog.com

 

すっかり時間が空いてしまったのですが、今日はその続きで、Information に書かれている内容を紹介させていただきたいと思います。

オリジナルのサイトはこちらです。

bennington.pastperfectonline.com

 

Information 部分の紹介①

このキルトが作られた1860年あたりには、こういった、同じサイズでつくったいろいろなデザインのブロックをいくつもつないだサンプラーキルトは、割と多く見られたそうですが、それぞれのブロックを別々の人が作り、各自名前や日付、場所、メッセージを入れたりするのが一般的で、Dear Janeキルトのように、こんなに小さく、独特なパターンをつないだものはちょっと驚きだったようです。

その当時一般的なブロックのサイズは8~12インチ(約20.32~30.48cm)角だったのに対し、Dear Janeキルトは4~5インチ(約10.16~12.7cm)で、一般的なサイズのなんと1/4!

複雑なブロックがたくさん多数ある上に、各ピースの大きさは1辺が1/4インチ(約6.35mm)より小さいものから2インチ(5cm)に渡り、中には35~40ピースのブロックもあります。

この当時よく見られたパターンも多くあるけれど、それ以上に独自のパターンも多く、幾何学の知識がある、熟練したキルター(原文ではneedle worker。「お針子さん」ってことばが浮かんだけど、なんかちょっとイメージが・・💦)が描いたものだ、と書かれています。

あと面白いなのは・・・

見てお分かりのように、中心のブロックを緑色にして色別にパターンを配置していますが、四隅の角も緑だそうです。あれ?でも、写真を見ると、青く見えませんか?(Bennington Museumの写真では右下角、Dear Jane の本では右上角のブロック)
どうやら、経年変化、時がたつにつれて変色してしまったようです。

いろいろな布が使われているけれど、どれ一つとして別のブロックで重複して使われているものがないということも驚きだそうです。(ここ、Dear Jane の本には同じ布が使われているものが3つくらいある・・と書かれていたような記憶がありますが、ここは後で確認してみます。)

今のように布がたくさん手に入る時代ではなかった(ましてや戦時中)のになぜこんなにふんだんに布が使えたのか?
それは、お兄さんが仕立て屋さんだったからではないかとのことです。(1850年の国勢調査より注:アメリカの国勢調査は1790年に初めて行われ、以降、10年おきに実施されているそうです。

お母さんのリネンのシーツを裏布に使っていたり、リサイクルもしていますね。(前回の記事より)

またまた長くなってきたので、続きはまた。

 

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