私のキルト時間

なかなかとれないキルト時間。貴重な時間を大切に使って素敵な作品を作っていきたいです。

【Baby Jane】Dad's Plaids (A-7)

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次は配色を迷っていることについて書くつもりでしたが、木曜の夜に先にこのパターンが完成したので、そちらについて先に書くことにします。

今回完成したのは、少し飛んで一番上のA-7。

f:id:senri-miraido:20211203180457j:plain (2021.12.3完成)


中心のパターンから作っていくつもりでしたが、急に思いついてこのパターンを作ってみました。

制作メモ

ピース数

12

パターンについて

今回のパターンは、Dad's Plaids。

さて、plaidとは何をさしているのでしょうか?
まずは辞書で調べてみました。

▶ランダムハウス英和大辞典

  1. プレード。:色糸を用いて負った格子縞の布地
  2. 格子縞の柄
  3. スコットランド人が外套の代わりに左肩にかけて着用する長い長方形の格子縞の肩掛け

4種類くらいの英和辞典を調べてみましたが、どれも似たような感じの訳が載っています。

3つめの訳、スコットランド人の肩掛け・・・ですが、そういえば、少し前に Outlander という本を読んだ時にplaidという単語がたびたび登場しました。

この Outlander (邦訳:アウトランダー)は、1940年代後半に生きる元従軍看護婦クレアが1740年代のスコットランドにタイムスリップし、その時代に生きる若者(Jamie) と結婚し、様々な困難に立ち向かうロマンス小説です。

plaidを馬上で2人で羽織るシーンがでてきたりと、寒い時に暖を取るのに使われるようでしたので、それなりのサイズの布なのだろうとは思っていましたが、そもそも当時の服装(キルト)についてあまりよく知らなかったため、原作を読んでもイメージがいまいちわかなかったのですよね・・・。

Netflixでドラマ『アウトランダー』を後追いで見ているのですが、ドラマだと服装や建物、風景が視覚的に楽しめてイメージがつかみやすいです。

さて、このドラマの中心人物になる男性Jamieですが、スコットランドの伝統衣装のキルトを着用しています。肩掛け(plaid)も、その一部。

主人公の一人、Jamieの正装写真です。

f:id:senri-miraido:20211203180748p:plain
画像出典元:https://blog.goo.ne.jp/mocoikumoco1013/e/cac95a9d0d2509c170a8a3bd6521ce29

 

2人で羽織るシーンはこんな感じ?

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画像出典元: https://blog.goo.ne.jp/mocoikumoco1013/e/cac95a9d0d2509c170a8a3bd6521ce29

 

さて、柄に注目。

Jamieが身に付けているキルトとplaidの柄は、いわゆるタータンチェック。
本の中にも出てきたのですが、この柄は家を表す家紋のような役割があるようなこともかかれていました。
キルトまで調べていくと話が際限なくそれていくので追求するのはやめておきますが、少しだけWikipediaをのぞいてみました。

タータン(tartan)は、格子柄の織物で、スコットランドの民族衣装のキルトはタータンで仕立てられている。北アメリカではplaid(プラッド)とも呼ばれることも多い

・・だそうです。

ここまで長々書いてきましたが、やっぱり、このplaidは「肩掛け」ではなさそうですね。

Dear Janeキルトができたのは1860年代のアメリカ。

そう考えると、plaid は格子柄の布のこと、つまり、Dad's Plaidsは、お父さんの格子柄のシャツのイメージなのではないかなと思いました。

色選び

「パターンについて」で長々と書いてしまいましたが、お父さんのシャツの格子柄のイメージで布を選ぶことにしました。

さて、私の父ですが、格子柄の服はほとんど着ません。
なので、子供たちにとってのお父さん、つまり、私の夫の服をイメージして布を選びました。

ちょっと赤みがかったかわいいチェック(夫は全然かわいくないですが・・)。
タータンチェックではないですが、まぁ、よしとしましょう。

しかし、この布選びが、今回はそのまま反省点になってしまったのではないかと思います・・。

裁断、ピーシング

これまでのパターンと比べると、裁断は楽でした。
カーブの縫い合わせは正直面倒でしたが、さほど苦労なく、上半分、下半分の2枚を繋ぐところまではなんとできていました。

問題は、最後の上下のドッキング。

真ん中が綺麗につながらず、中心がずれてしまいました。
一度解いて縫い直てみたのですが、うまくいきません。

反省点

選んだ布がコットンよりも少し厚めの布で、先染め布くらいの厚さのものだったのですが、それがよくなかったのかもしれません。
どうしても中心が合わなくて、どうしようかと考え中です。

裏側公開

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ピースが小さいので、どうしても縫い代が固まってしまいます。

もう一度縫い直してみてそれでもだめなら、布を変えて最初から作り直してみようと思います。

 

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